前回の記事で、やる気のない社員に当事者意識を持って働いてもらうための方法について書きました。 

やる気のない社員に当事者意識を持たせるためのすごい方法

当事者意識を持って仕事が出来るようになると、その仕事やプロジェクトが「自分自身に関わっている」という意識を強く持つことが出来ます。すると、その仕事の出来やパフォーマンスにとてもいい影響を与えるという話でした。 
 

社員に働き方を選択させる」という方法の一つに、働く人が個人の事情に応じて「働く時間」を自分で選択出来るようにする「フレックスタイム制の導入」が非常におすすめです。

 

「フレックスタイム制」とは?

フレックスタイム制は、一定の期間(3か月以内の期間)についてあらかじめ定めた時間の範囲内で、日々の始業の時刻、終業の時刻、労働時間を自ら決めることの出来る制度です。

これによって、社員は仕事と生活のバランスを図りながら効率的に働くことが出来ます。

育児・介護などのいろいろな事情により、就業にあたって時間や場所に制約を受ける人々は今後も増加していくでしょう。

また、ワークライフバランスの観点から見ても、自分の選択した働きやすい時間帯を選んで働けることは、ストレスを減らし離職率を下げるだけでなく、生産性の向上にも役立つと言われています。

 

フレックスタイム制の導入方法

では、フレックスタイム制を導入するためには、何が必要でしょうか?

①就業規則等に「始業の時刻、終業の時刻を社員の決定に委ねる」ということを定める

②労使協定で「基本的な枠組み」を定める

  • 対象の社員の範囲

(社員と話し合って、部署ごと、課ごと、各人ごとなど、対象となる人だけを決めることが出来ます)

  • 清算期間

3カ月以内の、一定の期間を対象として、所定労働時間を定めることが出来ます)

  • その期間における総労働時間

(例えば、1か月単位で期間を定めた場合はその枠組みの範囲内で総労働時間を定めます)

1か月単位
歴日数 法定労働時間の総枠
31日 177.1時間
30日 171.4時間
28日 160.0時間
  • 標準となる一日の労働時間

(こちらは、年次有給休暇を取得した時に支払われる賃金の基礎となる労働時間を定めるものです。)

  • コアタイム(任意)

(1日のうちで必ず働かなくてはならない時間帯を定めることが出来ます。)

  • フレキシブルタイム(任意)

(社員が自らの選択によって労働時間を選択できる時間帯を定めることが出来ます。)

コアタイムもフレキシブルタイムも任意ですが、ある程度ここからここまでという枠組みはしておいた方が無難です。

 

フレックスタイム制のメリット!

フレックスタイム制を導入することは、様々なメリットがあります。

  • 社員が自分で選択できる時間とは別に、コアタイム(1日のうちで必ず働かないといけない時間帯)を定めることが出来るので安心
  • 通常の時間外労働に関する取扱いが異なり、1日8時間、週40時間という枠にとらわれることなく働いてもらうことが出来る
  • 共働きで子育てをする夫婦の場合、保育園の送迎や家事の都合に合わせて柔軟な働き方が出来る
  • 学生や資格取得のため通学している人の働く時間帯を曜日などにより調節できる
  • 通勤ラッシュを避けるため早めの出社、または送らせて出社したい人に通勤によるストレスがかからない
  • 通院や予定があって早く帰りたい時に、自由に調節できる

このような多様な生活をする人にも柔軟に対応することができ、働きやすい環境を作ることが出来ます。

 

フレックスタイム制のデメリット

メリットの多いフレックスタイム制ですが、導入によりデメリットが表れてくることもあります。

  • 業種、職種によって向き不向きがある
  • スケジュールを自己管理できない人にフレックスタイム制度を適用すると、かえって出退勤管理がルーズになりやすい
  • コミュニケーションが希薄化する
  • 働く時間がバラバラでチームとして力を発揮できない

このように、

「実はデメリットが多いのでは・・・?」

と思われるようなことでも、「働き方を選択させる」ということを考えれば、やはりメリットの方が大きいです。

 

たとえ働く時間がバラバラでも、

・スケジュールを管理しやすいような仕組みを作る

・コミュニケーションをとる時間帯はあらかじめ決めておく

・緊急時でも誰でも対応できるような体制を整えておく

その方が明らかに生産性とチームワークは向上します。

 

なので、一見デメリットと思われることがあっても、どうすればそれを克服することが出来るのか、どうやってそれを上手く活用しようと考えることが大切です。

 

お電話でのお問い合わせ

Tel:

営業時間 8:00~17:00 / 定休日 土・日・祝
※営業電話はご遠慮ください。

メールフォームでのお問い合わせ

お問い合わせに際して

メールフォームからお問い合わせいただいた際は入力された連絡先に折り返しご連絡いたします。
内容に誤りがあるとこちらからご連絡できかねますので、入力内容に誤りのないようお気をつけください。

    お名前必須
    メールアドレス必須
    電話番号必須
    メッセージ本文必須